Coopelの参照機能を使うと、アクションプロパティのパラメータの一部にほかのアクションの結果を参照して組み込むこと(部分参照)ができます。
※モジュールの場合も同じ方法で部分参照ができます。
たとえばWebページから参照したい文字列を取得し、保存するファイル名に組み込むといった使いかたができます。
ここではキャプチャーした画像ファイル名の一部に当日の日付を組み込み、保存する手順を例に説明します。
[ローカルにファイルを保存]アクションの[保存ファイルを指定]で部分参照させたいパラメータに任意の文字(①)を入力し、その文字列を範囲選択して②のメニューを表示させます。
[参照]をクリックします。
アクションの結果を参照したいアクションをクリックします。
手順1で範囲選択した文字列("name")が参照したアクション名([日付の書式を変換する])に置き換わります。 この状態でシナリオを実行すると、保存ファイル名に[日付の書式を変換する]アクションの実行結果の値(当日の日付)が入ります。
■パラメータの末尾の文字列を参照した場合の制限事項
パラメータの末尾の文字列を参照した場合は、あとから末尾に文字列を追加することはできません。参照を一度解除して文字列を編集してから参照し直す必要があります。
ここでは[任意の文字列を生成]アクションの[文字列]のパラメータで末尾の文字列を参照設定した状態から、末尾に「です」を追加する手順を例に説明します。
[任意の文字列を生成]アクションの[文字列]のパラメータで参照されている箇所の[x]をクリックし参照を解除します。
[文字列]のパラメータを「現在のDeNAの株価はxxx円です」に変更します。
「xxx円」(①)を範囲選択して[参照](②)をクリックし[画面から情報を取得]アクション(③)を選択します。
範囲選択した文字列("xxx円")が参照したアクション名([画面から情報を取得])に置き換わります。
APIトークンなどの機密情報は手入力で記載してしまうと、平文で見える形で保存されてしまいます。
そのような状態を回避するためには、シナリオアカウント設定で「任意のシークレット値」に登録しておくと部分参照として呼び出すことができます。
ここでは[web api をcall]アクションを例に任意のシークレット値を部分参照する手順を説明します。
[web api をcall]アクションの[apiパラメータ]で部分参照させたいパラメータに任意の文字(①)を入力し、その文字列を範囲選択して②のメニューを表示させます。
[任意のシークレット値]をクリックし、プルダウンリストから登録済みの任意のシークレット値を選択します。
手順1で範囲選択した文字列("name")が選択した任意のシークレット値に置き換わります。