受け取ったリストについて順番に中身を取り出し、このアクションBOXの枠内に配置される別のアクションを繰り返し実行します。最後の要素を取り出したら繰り返しは終了します。
①「基本操作/制御処理」カテゴリにある「各要素について繰り返す」アクションをクリックします。
② 受け取るリスト:繰り返し処理の対象を指定します。
③ 受け取るリスト(任意):リストタイプのアクション結果を参照し、受け取るリストに設定します。
※受け取るリストについて詳しくは「設定方法(もっと詳しく)」を参照してください。
④ 戻り値にラベルを付ける(任意):アクションが返す値の各要素に任意のラベル(名称)を付けることが出来ます。後続アクションからの参照時にこのラベルを指定してデータを操作することが出来ます。
ここでは[各要素について繰り返す]アクションで受け取るリストの種類や中身、実際に受け取ったリストがどのように処理されるのかを例を交えて説明します。
[各要素について繰り返す]アクションは実行時にリスト型の値を受け取ります。
リスト型とは [〇, 〇, 〇, 〇] のように [ ] (中括弧)の中に値(数値や文字列)が含まれているデータ形式のことです。リスト型に含まれる値には数値や文字列のほかにリスト型自身が含まれることもあります。
このようにリスト型の中身は少し複雑なため、どういう形式で値が渡っていくかを理解しておくことが必要です。
リスト型の値パターン①
リスト型の中身が数値や文字列の場合
["有給休暇", "特別休暇", "慶弔休暇", "休業"] |
パターン①のリスト型を受け取るシナリオ例
リスト型の値パターン②
リスト型の中身がリスト型になっている場合
[ [“ディー・エヌ・エー”,"1,886. 0 円”], ←リスト型の中身がまたリスト [“株式会社〇〇”,"1,004. 0 円”], [“〇〇株式会社”,"2,637. 0 円”], [“○○コーポレーション”,"983. 0 円”] ] |
以下のようなExcel/スプレッドシートの赤枠内の範囲を[セルをコピー]アクションで取得した場合は、リスト型の中身がリスト型になります。
このリストを[各要素について繰り返す]の受け取るリストに指定すると、パターン①と同様に中身のリストを1つずつ取り出して処理します。
パターン②の場合、[各要素について繰り返す]の下に配置したアクションからリストの中の値(この例では企業名または株価)を参照することができます。
参照する場合は、リストの値に割り振られている番号(添字)を指定します。
添字は「0」から割り振られているため、このリストの例では企業名を参照したい場合は「0」を指定し、株価を参照したい場合は「1」を指定します。
パターン②のリスト型の中身の値(株価)を添字を使って取得するシナリオ例
「各要素について繰り返す」の受け取るリストに設定できるアクションは下記のとおりです。