コラム
2025年10月3日
本記事は2025年7月17日に開催したこちらのウェビナー動画の内容を、ダイジェストでご紹介します。
今回は、より高度で安定したシナリオを作成するために不可欠な「条件分岐」と「例外処理」という2つの重要な機能に焦点を当て、カスタマーサクセスの小泉より、具体的なシナリオ作成のデモンストレーションを交えて解説されました。
このコラムでは、当日のセミナー内容を基に、状況に応じて処理を変えたり、予期せぬエラーにも対応できる、堅牢なシナリオの作り方を詳しくご紹介します。
目次
シナリオに「判断」の機能を持たせるのが「条件分岐」です。セミナーでは、身近な例えを用いて分かりやすく解説されました。
「もし信号が青なら道を渡る。そうでなければ待つ。」
このように、私たちは日常的にある条件(信号が青か)に基づいて次の行動(渡るか、待つか)を判断しています。この仕組みをシナリオに組み込むのが条件分岐です。
Coopelでは、この判断基準を厳密に設定する必要があり、「急いでいるから赤でも渡る」といった曖昧な判断はできません。設定した条件に合致するか否かだけで、次の処理が決定されます。
Coopelには、用途に合わせて使える2種類の条件分岐アクションが用意されています。

セミナーでは、条件分岐2を使い、「スプレッドシートに表記された価格が1,000円以上なら『値引き』欄に『はい』と入力し、1,000円未満なら『いいえ』と入力する」というシナリオが実演されました。
条件分岐2 アクションを配置し、条件を以下のように設定します。

このシナリオを実行すると、A2セルの価格をCoopelが自動で判断し、B2セルに適切な文字が入力されることが確認できました。
シナリオ実行中に予期せぬエラーが発生しても、途中で停止させずに処理を続行させる仕組みが「例外処理」です。
「いつもの電車で帰宅しようとしたら、人身事故で止まっていた。仕方がないので、別の路線の駅まで歩いて帰る。」
このように、通常の手順(いつもの電車)がエラー(運転見合わせ)で実行できなくなった場合に、代替の手段(別の路線)を実行するのが例外処理の考え方です。
シナリオにおいては、「検索結果が存在しない」「ファイルが見つからない」といったエラーが発生した場合に、シナリオ全体を停止させるのではなく、あらかじめ決めておいた代替処理を実行させることで、安定した運用を可能にします。
セミナーでは、「スプレッドシートのキーワードリストを元にWebサイトで検索し、ヒット件数を入力する。もし検索結果が0件(エラー発生)の場合は、件数欄に『0』と入力する」という、より実践的なシナリオが実演されました。

ステップ4:エラーの発生を確認
このシナリオでは、検索結果が1件もなかった場合、「結果が見つかりません」と表示され、件数を取得する画面から情報を取得 (画像では「画面から【件数】を取得」) アクションがエラーとなり、シナリオが停止してしまいます。


この設定により、検索結果がないキーワードでエラーが発生してもシナリオは停止せず、スプレッドシートに「0」と入力した後、スムーズに次のキーワードの検索処理を続けることができました。
今回のウェビナーでは、シナリオのロジックをより高度にし、安全性を高めるための重要なテクニックが紹介されました。
ぜひこれらの機能を活用して、皆様の業務自動化をさらに一歩先へと進めてみてください。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。