RPAって何?

2020年4月24日

EUC型RPAの特徴

ここでは、エンドユーザー中心にRPAの開発・導入を進めていく場合のRPAの製品選定のポイントなどを開設していきます。

RPA製品のタイプ

EUC型のRPA導入のアプローチでは、ITリテラシーが高くないユーザーでもロボット開発ができるようなUI・UXの製品が望ましいです。RPA製品をシステム構成で分類すると、従来からあるサーバー型、クライアント型に加えて、最近ではSaaSとしてRPAを提供するクラウド型に大別できます。

サーバー型クライアント型クラウド型
定義オンプレのサーバーを自前で用意して、サーバー上でロボットの開発・実行が行われるローカルPC上でロボットの開発・実行が行われるクラウド上でロボットの開発・実行が行われる
ロボット管理方法サーバー上で中央管理ローカル管理クラウド上で中央管理
特徴ローカルアプリ、WEBアプリの両方に対応実行マシンOSはWindowsのみローカルアプリ、WEBアプリの両方に対応実行マシンOSはWindowsのみ基本はWEBアプリのみ対応(Excelには対応しているケースが多い)実行マシンのOSはWin/mac両方に対応

サーバー型は、インフラを用意する必要があるなど導入コストが高いですが、大規模にロボットを管理・運用するのに適した機能を有したエンタープライズ向きの製品が多いです。ただし、UI・UXの面ではある程度のITリテラシーがユーザーに求められるものが多い印象。

一方、クライアント型やクラウド型は、比較的導入しやすく、UI・UXの点においてもITリテラシーの高くないユーザーにも使いやすいものが多いため、EUC向きと言えます。また、RPAはWindowsのみに対応した製品が多い中で、クラウド型はMacでも利用可能なものがあるため、Macで利用する必要がある場合はクラウド型一択になります。

RPAで操作できるシステム

クラウド型のRPAで操作できるシステムは、基本はSaaS(クラウド上にあるWEBアプリ)になります。ブラウザで操作するWEBアプリであっても、社内ネットワーク内のシステムには基本的には対応していません。(VPNなどのオプションサービスにより対応できる場合がある)。

以下はある企業における主要な社内システムの一覧です。このうちクラウド型RPAで操作可能なシステムに円(⚫︎)をつけてみました。この例のように、社内システムにSaaSを多く取り入れている場合、3分の2くらいが操作可能になります。

では、残りの3分の1のシステムを扱う業務を自動化したい場合はどうすればいいでしょうか。社内ネットワーク内にあるシステムをクラウド型RPAで操作するにはVPNのようなオプションサービスを利用するか、ローカル実行機能※1を有した製品を利用する必要があります。Coopelのローカル実行機能を利用した場合の操作可能システムではすべて利用可能になります。

※1 ローカル実行機能:クラウド側ではなくPC側のエージェントでロボットを実行する機能

EUC型導入を成功させるには

エンジニアでなくてもExcelマクロのVBAやGoogleAppsScript(GAS)などを使って業務を自動化しているビジネスユーザーも多いでしょう。そういった多少のプログラミング経験のあるユーザーを頂点として、RPAの対象ユーザーをITリテラシー別に3段階に分類してみました。

レベル基準RPA開発ユーザーとしての期待値
3VBAやGASなどのプログラミングの経験があるEUC展開におけるユーザー部門のリーダークラス人材として期待できる
2Excel・スプレッドシートでIFやVLOOKなどの関数を使いこなせる一定時間のトレーニングをすれば開発者として期待できる。難しいUIのRPA製品の開発には向かない
1EXCEL・スプレッドシートで関数を使いこなせない1からロボのシナリオ開発をするのは難しい。業務パターン毎に用意されたシナリオテンプレートをカスタマイズする程度なら可能


EUC型でRPA導入を進めようとする場合、レベル1やレベル2のユーザーがターゲットとなるケースが多いと思います。特にレベル1のユーザーは1からロボットを開発するのは難しいため、あらかじめテンプレートが用意されているRPA製品がオススメです。