はじめに

クラウド型のRPAに対して、「なんとなくクラウドは不安」「オンプレミス(サーバーやネットワーク機器、あるいはソフトウェアなどを自社で保有し運用する形式)のほうが安全そう」という声を聞くことがあります。しかし、実際のデータを見てみると、その“なんとなくの不安”は、必ずしも事実に基づいていないことがわかってきます。
この記事では、信頼できるデータや公的な資料をもとに、クラウド型RPAのセキュリティについて少し丁寧に整理します。

【目次】

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誤解の構造:「クラウド=危険」は本当?

「クラウドだから不安」という印象の背景には、「外部のサーバーにデータを預けるのは心配」という気持ちがあるかもしれません。しかし実際には、事故が起きるかどうかを分けるのは、クラウドかオンプレかではなく、日々の運用や設定にあります。

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データ1:「情報漏えいの7割以上が“設定ミスや運用不備”から」

IPA(情報処理推進機構)がまとめた『情報セキュリティ白書2023』によると、日本国内で起きた情報漏えい事故の約7割が、社内の設定ミスや運用不備によるものでした。

出典:IPA『情報セキュリティ白書2023』 第1章 図表1-2-41

https://www.ipa.go.jp/publish/wp-security/t6hhco00000014r1-att/2023_Chap1.pdf?utm_source=chatgpt.com

つまり、「クラウドだから危ない」わけではなく、クラウドでもオンプレでも、運用を誤ればリスクがあるというのが実態です。

データ2:「クラウド事業者は桁違いのセキュリティ投資をしている」

Google Cloud、AWS、Microsoft Azureなどの大手クラウドベンダーは、年間数千億円規模でセキュリティ対策に投資しています。

たとえば以下のようなデータがあります。

このような体制は、多くの企業が個別にオンプレ環境を構築・保守するよりも、はるかに高いセキュリティ水準を実現しています。

データ3:「クラウドの事故のほとんどは“ユーザー側のミス”」

調査会社Gartnerのレポート(2023)によると、2025年までにクラウド上のセキュリティ事故の99%は、ユーザー側の設定ミスが原因になると予測されています。 “Through 2025, 99% of cloud security failures will be the customer’s fault.”

出典:Gartner “Is the Cloud Secure?”(要約)https://www.gartner.com/smarterwithgartner/is-the-cloud-secure

つまり、クラウドそのものが破られるリスクは非常に低いことがわかります。誤った設定や使い方にさえ気をつければ、クラウドは非常に堅牢な仕組みだと言えるでしょう。

おわりに:「“クラウドだから危ない”ではなく、“どう使うか”が大切」

クラウド型RPAは、正しい設計と運用によって、オンプレミス以上に安全で効率的な選択肢になります。そして、設定ミスを防ぐための管理機能やログ機能も充実しています。「クラウド=不安」ではなく、「クラウド=進化した管理性と安全性」という視点で、見直してみる価値があるのではないでしょうか。

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