自動化した業務について教えてください。
廣瀬 社員の勤怠報告が所定日を過ぎても完了していない場合に、催促するメールの送信業務を自動化しました。各社員が自分の勤怠記録を入力し、その上長が承認するフローなのですが、締め切りになっても入力がないことや、上長の確認が済んでいない場合があります。このようなとき、勤怠情報の入力を督促しなければならないのですが、それにはまず、誰が入力していないのか、社内の勤怠システムの画面を開いて1人1人確認する必要があります。例えば先月(2020年2月)は162件督促を行っています。社員全員の入力と承認を4営業日までに完了させなくてはならないという事情から、催促が複数回になることもあり、担当者に大きな負担がかかっていました。
Coopel導入の経緯を教えてください。
廣瀬 実はCoopel導入以前にも、この督促作業にRPAを導入していたのですが、シナリオ(自動化する作業の手順)の内容を変更したくなっても、私や勤怠管理の担当者の2名はエンジニアではないため、専任の担当に伝えて改修してもらうしかありませんでした。業務を便利にするためのツールにも関わらず、使っているうちにストレスを感じることが多く、RPAの移行を検討しているときに現れたのがCoopelでした。