前のアクションで取得したデータを利用(参照)する

Webページで取得した数値をExcelのファイルに入力したり、用意したテキストに従って複数ファイルのファイル名を書き換えるといった作業を自動化しましょう。
Coopelでは、前のアクションで取得したデータ(ファイル・文字・数値・日付など)を、後のアクションで利用(参照)できます。
アクションプロパティで設定内容を毎回手入力する手間が省け、また、テキストや値の入力間違いを防げます。

データ参照する

前のアクションで取得したデータを利用することを「データ参照」といいます。データ参照できるものには、PDFファイルや文字列、Excelファイルのシートやセルなどがあります。Coopelでは、データ参照できるタイプ(型)が決まっています。詳しくは、次の「戻り型って?」を参照してください。

Coopelでのデータ参照の基本を学んで、シナリオ作成に活かしましょう。

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Important参照できるデータは、1つ以上前のアクションで取得できているものに限ります。

戻り型って?

それぞれのアクションの機能によって、取得または参照できるデータの型(ファイルや文字列など)が決まっています。このデータの型のことを「戻り型」と呼びます。
そのため、後のアクションにあわせて、参照したいアクションを配置する必要があります。ExcelのアクションとGoogleスプレッドシートのアクションなど、組み合わせて参照できないアクションもあるので、注意してください。

Coopelでは、戻り型の種類をアイコンで表しています。
アイコンをクリックすれば、シナリオの中でどのアクションが参照できるのかをひと目でわかるようにハイライト表示してくれます。
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Coopelで使われている戻り型のアイコンとデータ形式は、以下のとおりです。

(List) 表形式やリスト形式のデータです。
(File) PDFやWordなどのファイルです。
(Image) キャプチャした画像データです。
(Anything) 以上のいずれかの型を表します。※どのアクションプロパティからも参照可能ですが受け取る側のアクションが想定していない型を渡した場合は実行時エラーになります。
(Browser) ブラウザで表示しているWebページのアドレスです。
(Worksheet) Excelファイルの1シートです。
(WorksheetList) Excelファイルのシート名をリスト形式にしたデータです。
(Workbook) Excelファイルです。
(ExcelCell) Excelファイルの1セルです。
(ExcelCellList) Excelファイルの複数セルです。
(Spreadsheets) スプレッドシートです。
(Spreadsheet) スプレッドシートの1シートです。
(SpreadsheetList) スプレッドシートのシート名をリスト形式にしたデータです。
(GmailMessage) Gmail上のメールです。
(DateTime) 日付や時間です。
(Text) 文字列です。
(Dictionary) ディクショナリ-形式のデータです。

戻り型でアクションを検索する 参照したい戻り型を持つアクションを探したいとき、知りたいときは、戻り型を指定してアクションを検索してみましょう。 シナリオ作成画面の検索ボックスでをクリックし、戻り型で検索]をクリックすると、戻り型でアクションを検索できるようになります。

複数の戻り型を選べるアクションの取り扱い
[google driveに保存]や[boxに保存]などのいくつかのアクションでは、複数の戻り型を選ぶことができます。自動化したい作業にあわせて、適切な戻り型を選びましょう。
たとえば、画面キャプチャをjpeg形式で保存したい場合は、をクリックして、画面キャプチャを取得したアクションを参照します。
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戻り型が(DateTime)の取り扱い
のデータは、大小比較などの計算ができません。のデータを使って計算を行う場合は、[日付の書式を変更する]のアクションを使って、日付や時間の書式を変更しましょう。

戻り型が(Text)の取り扱い
のデータを計算で使用する場合や、表形式のデータの行や列の要素番号として使用する場合は、のデータが半角になっているかを確認しましょう。全角の場合はエラーになります。

「参照できるアクションがありません」と表示された場合の対処方法

選択したアクションに参照可能なデータがなかった場合、「参照できるアクションがありません」というダイアログが表示されます。
ダイアログに表示されている参照可能な型のアイコンと一致する戻り型のアクションを、現在選択中のアクションより上部に配置しデータ参照をやり直してください。

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前のアクションで取得したデータを指定する

Excelやスプレッドシートを使ったシナリオでは、「どのファイル」、「どのシート」、「どのセル」を操作対象にするのかを、明確に指定する必要があります。普段は意識せずにやっている作業も、ロボットがわかるように記録しましょう。
ここでは、Excelファイルを開いて対象のシートから値をコピーする、というシナリオを例に、前のアクションで取得したデータを使って、操作対象を指定する方法を説明します。

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Tips - 参照できるアクションは、ハイライト表示されます。
- 参照したいアクションがハイライト表示されない場合は、前後のアクションの組み合わせが正しいか、確認してみましょう。たとえば、ExcelのアクションとGoogleスプレッドシートのアクションを組み合わせて参照させることはできません。
- 参照できるアクションは、参照元のアクションよりも前に配置したアクションのみです。
- 参照できるアクションの戻り型は決まっています。以下の場合は、Textタイプを参照できます。

以下のように複数のアイコンが表示されている場合は、アイコンをクリックして参照する戻り型を変更できます。
  1. [シートをシート名で指定]のアクションプロパティで、をクリックして、ハイライトされた[ファイルを開く]をクリックします。
    ID35 1
    [対象ファイル]の参照先に[ファイルを開く]が設定されます。
    ID35 2
  2. 同様に、[セルをコピー]の[対象シート]では、[シートをシート名で設定]を設定します。
    ID35 3
Tips 取得したデータを組み合わせる 2つのアクションで取得したデータを組み合わせて利用することもできます。 たとえば、Excelファイルのセルから取得した文字列と、シート名の文字列を組み合わせて、Excelファイル名を付けることができます。 以下のように2つの文字列を取得します。
文字列を組み合わせるには、[文字列を結合する]を利用します。 ここでは、以下のように設定します。

「勤務表2020年_5月」という文字列を作成できます。

取得した文字列を別の文字列に組みこむ(部分参照)

文字列の一部分に、他のデータで取得した文字列を組み込むこともできます。これを「部分参照」といい、取得した文字列を使ってファイル名を付ける場合などに便利です。

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ここでは、Webページから取得した文字列を、キャプチャ画像のファイル名に組み込むシナリオを作成してみましょう。

  1. 以下の画面のようにアクションを配置します。
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  2. [URLにアクセス]と[画面をキャプチャ―]を設定します。

  3. [画面から情報を取得]で、ファイル名に組み込みたい文字列を取得する操作を設定します。

  • [ブラウザ]
    [URLにアクセス]で入力したアドレスを選択します。
  • [要素]
    [指定]をクリックして、文字列を選択します。ここでは、「プレスリリース」を選択します。
    04-14 action-reference-function 14
  1. [ローカルにファイルを保存]で、キャプチャ画像のファイル名と保存先を設定します。
     1. [対象ファイルを選択]で[画面をキャプチャ―]を参照します。
     2. [保存ファイル名を指定]にファイル名を入力します。
     Webページから参照したい箇所を、任意の文字列に置き換えて入力します。ここでは「a_キャプチャ.png」と入力します。
     3. 「a」をドラッグして反転させ、表示された吹き出しの[参照]をクリックします。
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     4. [画面から情報を取得]をクリックします。
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    「a_キャプチャ.png」の「a」が[画面から情報を取得]に置き換わります。
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     5. [保存フォルダを指定]に保存先のフォルダの絶対パスを入力します。
    これで、シナリオは完成です。
    シナリオを実行すると、Webページのキャプチャが、「プレスリリース_キャプチャ.png」として保存されます。