Excelのシナリオのヒント

業務で毎日のように使うExcel。便利な反面、繰り返しの操作が多いのが悩み。そう感じているのは、あなただけではありません。そのお悩み、Coopelを使って解決しましょう!
ここでは、Excelの操作を自動化できるように、Excelのシナリオを作成するためのヒントを説明します。

Important - Coopelでは、Excelで使用するマクロやVBAは実行できません。
- Excelファイルの操作にはCoopelデスクトップアプリケーションの起動が必要です。起動していない場合はCoopelデスクトップアプリケーションを起動/終了するを参照して起動してください。

01.Excelで使うデータの準備
02.Excelファイルの指定
03.Excelシートの指定
04.Excelのアクションの配置
05.Excelファイルの保存

01.Excelで使うデータの準備

Excelで使うデータを集めるために、シナリオ作成画面で必要なアクションを配置します。
この例ではまず、以下の画面のように、Webページから表形式のデータを取得するためのアクションを配置してみましょう。

Tips
  • をクリックすると、Excelに関するアクションのみがアクションリストに表示されるので、使いたいアクションを見つけやすくなります。
  • Excelのシナリオでは、以下のアクションが必要になります。

    • Excel操作の最初に、[ファイルの新規作成]または[ファイルを開く]のいずれかのアクションを配置して、作業対象のファイルを指定する。
    • [シートをシート名で指定]または[シートをシート番号で指定]のいずれかのアクションを配置して、作業対象のシートを指定する。
      ※1つしかシートがないファイルの場合でも、シートを指定してください。
    • Excel操作の最後に[ファイルを保存する]または[csv形式でファイルを保存する]のいずれかのアクションを配置して、作業を保存する。

02.Excelファイルの指定

作業対象のExcelファイルを指定します。

新規ファイルを作成して作業する場合
[ファイルの新規作成]をクリックします。

既存ファイルを開いて作業する場合
[ファイルを開く](①)をクリックし、[対象ファイル](②)を設定します。

Important - ファイル名を指定する場合は、絶対パスで指定する必要があります。
例)C:\Users\username\Desktop\sample.xlsx
- ファイル名は、必ず拡張子(「.xls」、「.xlsx」など)まで入力してください。
Tips 他のアクションで取得したデータを利用するには
以下のように、他のアクションで取得したデータを利用することもできます。詳しくは、「Coopelの参照機能と戻り型とは」を参照してください。
- をクリックすると、ファイル名を指定できます。また、タイプのアクションで作成したファイルを利用することもできます。

- をクリックすると、ファイル名を指定できます。また、タイプのアクションで取得した文字データやテキストデータを利用することもできます。

- 対象ファイルを参照設定した場合、[参照先がローカルPC上にある]プロパティが表示されます。指定した対象がローカルPC上にあれば「はい」を選択してください。指定した対象がローカルPC上にある場合、「いいえ」にすると処理に失敗します。

CSV形式/TSV形式のファイルを開くには
CSV形式やTSV形式のファイルを開く場合は[csv形式のファイルを開く]または[tsv形式のファイルを開く]のアクションを配置してください。文字コードを指定する必要がある場合は、[オプション]の[文字コード]を設定してください。

03.Excelシートの指定

シート名で指定する場合
[シートをシート名で指定](①)をクリックし、②で[対象ファイル]と[シート名]を設定します。

  • [対象ファイル]:をクリックし、「02.Excelファイルの指定」で開いたExcelファイルを指定します。
  • [シート名]:Excelファイル内のシート名を指定します。


シート番号で指定する場合
[シートをシート番号で指定](①)をクリックし、②で[対象ファイル]と[対象シート番号]を設定します。

  • [対象ファイル]:をクリックし、「02.Excelファイルの指定」で開いたExcelファイルを指定します。
  • [対象シート番号]:Excelファイル内のシート番号を指定します。
Tips Coopelでは、シート番号は0から数えます。そのため、1枚目のシートを指定する場合は「0」を、2枚目のシートを指定する場合は「1」を指定しましょう。

04.Excelのアクションの配置

作業対象のファイルとシートを指定したら、Excelを使った作業を自動化するためのアクションを配置します。
ここでは、[セルにペースト](①)をクリックし、②で[対象シート]、[入力値]、[書き込み対象のセル]および[ペースト時の書式設定]を設定します。

  • [対象シート]:をクリックし、「03.Excelシートの指定」で選択したシートを指定します。
  • [入力値]:ブラウザから取得したデータをセルに書き込むために、をクリックし、シナリオ作成エリアの[テーブルデータを取得]をクリックします。
  • [書き込み対象のセル]:[入力値]で設定した内容を書き込みたいセルの範囲を指定します。
  • [ペースト時の書式設定]:必要に応じてペーストする際の書式情報を指定します。

05.Excelファイルの保存

Excelでの作業内容を設定したら、作業内容を保存するアクションを配置して完成です。

Excel形式で保存する場合
[ファイルを保存する](①)をクリックし、②で[対象ファイル]と[名前を付けて保存]を入力します。

  • [対象ファイル]:をクリックし、「02.Excelファイルの指定」で開いたExcelファイルを指定します。
  • [名前を付けて保存]:必要に応じて、保存するExcelファイルのファイル名を絶対パスで入力します。
Tips Excelファイルの保存先を参照設定した場合、[参照先がローカルPC上にある]プロパティが表示されます。指定した対象がローカルPC上にあれば「はい」を選択してください。指定した対象がローカルPC上にある場合、「いいえ」にすると処理に失敗します。

CSV形式/TSV形式で保存する場合
[csv形式でファイルを保存する]または[tsv形式でファイルを保存する](①)をクリックします。
※ここでは[csv形式でファイルを保存する]を例に説明します。
②で[対象シート]と[名前を付けて保存]を設定します。

  • [対象ファイル]:をクリックし、「03.Excelシートの指定」で指定したシートを指定します。
  • [名前を付けて保存]:必要に応じて、保存するCSVファイルのファイル名を絶対パスで入力します。
Tips CSVファイル/TSVファイルの保存先を参照設定した場合、[参照先がローカルPC上にある]プロパティが表示されます。指定した対象がローカルPC上にあれば「はい」を選択してください。指定した対象がローカルPC上にある場合、「いいえ」にすると処理に失敗します。

これで、Webページから表形式のデータを取得し、Excelのシートに書き込むシナリオが完成しました。 [実行]をクリックして、シナリオを実行してみましょう。

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